NO36  しっぽの釣り NO37 きじも鳴かずばへ


むかしむかしの、ある冬の事です。
山に何日も雪が降り続き、食べ物がなくなってしまい
たぬきはお腹がペコペコでした。
「このままでは、
死んじまうよう」
たぬきは食べ物を求めて
山をおりることにしました。とことこ、とことこ山を下りて
ゆくと川ではかわうそが水にもぐっては魚を
とって食べています。たぬきはかわうそに聞きました
「かわうそ君どうしたら、そんなに魚が捕れるんだい?」
するとカワウソは、こう言いました。
「そんなの簡単さ。川に穴を開けて、しっぽを入れるだろ。
それから動かずに、じっと待つんだ。すると魚が、
しっぽをえさと間違えて食らいつく。
それをぐいっと釣り上げるんだ」

「へぇ〜僕もやってみよう」



たぬきはさっそくカチカチに凍った川の氷に
穴を開けてしっぽをたらしました。

「うひゃあ〜冷たいな〜」しっぽがとっても冷たかった
けれど「でっかい魚、でっかい魚」そう思ってたぬきは
じっと我慢しました。しかし魚はなかなかしっぽに
食いつきません。そのとき、しっぽの先に、こつんと
さわったものがあった。

「まだまだ、ふなぐらいじゃだめだよ。
ようし、このぶんなら、
もっと我慢すりゃあ、もっとでっかい魚が
かかるにちがいない」



寒さにふるえながら、
じっと待っていると
だんだん川の氷が凍って
きてたぬきのしっぽは
厚い氷に挟まれてしまった

しかしそれを大きな
魚だとかん違いした
たぬきは力一杯引っ張ると
しっぽはちぎれてしまった
そうな・・。


うっむむむ〜

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