戻る NO35 大きな運と小さな運 NO36しっぽの釣りへ

むかし、むかし、ある山の洞穴にぐひんさんが住んで
いました。ぐひんさんとは、天狗さまの事です。
このぐひんさんの占いは良く当たると評判でした
そこで、同じ頃に子供が生まれることになった
木兵衛(もくべい)と金兵衛(きんべい)は
子供の運をみてもうことにしました
「木兵衛と金兵衛の子のぶにをお教えたまえー!」
ぐひんさんは大声でじゅもんをとなえると、まずは
木兵衛に言いました。「神のおおせられるには、
お前には、竹三本の
ぶにの子が生まれる」
「竹三本の、ぶに?」「そうじゃあ、人には
生まれながらにそなわった運命がある。
それすなわち、
ぶにじゃ。」
「と言うと、おらの子には、たったの竹三本の運しか
そなわらんのか?」
木兵衛はがっくりです。
ぐひさんは、金兵衛に言いました。「金兵衛、お前の
ところには、長者の
ぶにの子が生まれる。
長者になる定めじゃあ」

「貧乏なおらの子が、長者にねえ・・」

ぐひんさんのうらないを
聞いて、二人は村に
帰りました。
それからしばらくしてから
二人の家に子供が
うまれました
「元気な男の子じゃ。」
「うちは女の子じゃ。」

二人は手をとりあって
喜んだ。

「可愛いのう〜」

木兵衛の子は吾作
金兵衛の子はおきよ
名づけられ、二人の子供は
なかよう遊び、すくすくと
育った。ある日のこと
木兵衛と金兵衛が
畑仕事をしているところへ
吾作とおきよがきた。
「おとう昼めしじゃあ。」
「みんなでいっしょに
食べようよ。」

「おうおう、そうすべ。」

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