戻る NO25 浦島太郎  NO26 雷さまと桑の木へ

むかし、むかし、あるところに 浦島太郎 と 
いう りょうしが住んでいました。
ある日のこと、太郎がつりに出かけた浜辺で
子がめを ぼう でつついて いじめてあそんでいる
 子どもがいました。
「にがしてやりなさい!
よわいものを いじめては いけないよ。」

子がめを助けて海へはなしてやりました。
そらから数年がたったある日の事 太郎がつり糸を
たれていると だれかがつり糸をひっぱるのです
見ると、大きな かめでした。
「うん?あっ!おまえは」
「太郎さんあの時は助けてくれて有難う。
お礼に 竜宮城に おつれします。」
かめはせなかに
太郎をのせると
海の中を泳いで
いきました。

海の中は太郎が
いつも夢に
えがいて
いたとおりの
すばらしい
世界でした。

竜宮城では
美しいおひめさま
が出むかえて
くれました。
「ようこそ!太郎さん。私は乙姫と言います。
かめがお世話になりました。ゆっくりと
遊んでいってください。」
こうして太郎の竜宮城での
楽しい日々が始まりました。
乙姫さまとの楽しい
語い。おいしいごちそう
魚たちの
踊り「なんてしあわせなんだろう。」
太郎は 毎日 楽しく くらしました。
ある日、太郎はふと、ふるさとの村をおもいだしました
「乙姫さま、そろそろ村へかえろうと思います。」
「まあ、そうですか。いつまでもここにいてほしかった
のですが、しかたありません。
おみやげにこの玉手箱を
あげましょう。でもけっしてあけてはいけませんよ。」

太郎はかめの背中にのって浜辺へ帰ってくると
村のようすはすっかりかわっていました。
「浦島太郎の家をしりませんか?」と通りかかった人に
聞いてみました。「それは 三百年まえに うみへいって
かえってこなかった人ですよ。」びっくりした太郎は
つい、玉手箱をあけてしまいました。
もくもく、もく中から煙がでて太郎は、たちまち 
しらがのおじいさんになってしまいました。
太郎が竜宮城で楽しい毎日を送っているあいだに
地上では
何百年もたっていたのでした。