NO22 舌切り雀 NO23 赤ん坊になったお婆さんさんへ

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが
住んでいました。ある日おじいさんが山で
怪我をしているすずめを家につれて帰り傷の
手当てをしてやりました。おじいさんのかいほうの
おかげですずめは元気になりました。おじいさんは
チュン子と名まえをつけて可愛がりましたが
おばあさんは「すずめなんか可愛がって
あきれたもんだ。」とおじいさんをにらみつけます。
ある日おじいさんはおばあさんに
「チュン子をたのみますよ。」と山に出かけて行きました。
「ふん。なにがチュン子だ」と冷たい顔。
おばあさんはお昼になってもチュン子になにも
あげません。チュン子を残してさっさと川へ洗たくに
でかけてしまいました。「おなかがすいたよ〜」
チュン子はおばあさんが作った洗たくのりを食べて
しまいました。帰ってきたおばあさんは
かっかとおこります。「お前の舌を切ってやる〜」
 ちょっきん〜
チュン子の舌をはさみで
切ってしまいました。チュン子はなきなき山へ
帰っていきました。おじいさんはおばあさんから
チュン子の舌を切った話を聞いて「なんてひどいことを
ゆるしておくれ」と悲しみました。
その夜おじいさんはチュン子が心配で
ねむれませんでした。あくる日おじいさんはチュン子を
さがしにでかけることにしました。
「そうだ!すずめのお宿があると聞いたことがある。
そこへ行けばきっと!会える。」おじいさんは山の奥の
竹やぶに入って行きました。「すずめのお宿はどこじゃ。」
「チチチ、チチチ、こっちこっち、すずめのお宿はこっち」

「おじいさん、いらっしゃい」とチュン子が出迎えてくれました。
「いたかったろうに。すまなんだな〜」とあやまりました。
おじいさんはごちそうや、うたや、おどりで、すずめ達の
大かんげいをうけました。チュン子の元気な顔みて

ほっとしたおじいさんは、もう家に帰ろうと思いました。
そのとき、すずめたちが二つのつづらをおじいさんの
前におきました。「
大きくておもいつづら小さくて軽いつづら
おみやげにどちらかをさし上げます。」
「すまんのう それでは かるいつづら にするよ」
おじいさんは小さなつづらをせおって家にかえりました。
づづらをあけてみると
金貨やお宝がどっさりと出てきました。
「大きいつづらと小さいつづらを出されたんじゃが、
重いのは困るから小さいほうにしたんじゃ。」と
話すおじいさんにおばあさんは怒りました。
「大きいほうならもっとお宝も多かろうに。
よし、わしがいって大きいほうのつづらをもらってくる。」

いうが早いか走りだしました。そして、すずめのお宿に着くなり
「ごちそうはいいから、さあさあ、早くつづらをお出し。」
とさいそく。二つのつづらをだされたおばあさんは
「わしゃ、この大きいほうをいただくよ。」
「おばあさん このつづらは家へつくまで
開けないようにね。」

というすずめの言葉など耳にはいりません。
おばあさんはさっさと大きなつづらを背負いました。
「よいしょ、よいしょ、こりゃ〜おもいな〜
お宝が一ぱいだな」
帰り道おばあさんは
ちょっくら中をみたくなりました。」
つづらをおろしてふたを開けてしまいました。「ひっや〜。」
一つ目小僧・傘小僧・どくろ首・妖怪変化
ぞろぞろ出てきた。
「よくばりばあさんはおまえか〜」
おいかてきます。おばあさんは夢中で家に逃げ帰りました。
それからのおばあさんは欲張らず、いじわるをきっぱりと
やめて、おじいさんと仲良く、くらしたげな。