戻る NO18 ねずみのすもう NO19 つるの恩返しへ



むかしむかし、まずしいけれど、こころのやさしいおじいさんと
おばあさんがいました。ある日、おじいさんが山へいくと 、
二匹のねずみが、すもうをしていました。「はっけよい、のこった、
のこった。」「あれ〜あのやせっぽちはうちのねずみ。太っちょは
庄屋さんの家のねずみだな。」やせっぽちのねずみは
太っちょねずみにどうしても勝てず負けてばかり。
おじいさんは家に帰ると、おばあさんにねずみのすもうのはなしを
しました。「家のやせっぽちは負けてばかりでかわいそうだ。
なんとかかたせてやりたいな。」「それではおじいさん、
ちからがつくように、おもちをたべさてやりましょうよ」二人は
お正月用にとっておいたお米でおもちをつき小さくまるめて
ねずみの穴の中に入れてやりました。
次の日おじいさんとおばあさんはねずみたちのようすをみに
山へ出かけていきました。そっとのぞいてみると
やせっぽちのねずみはふとっちょねずみをなげとばしていました。
ふとっちょねずみがききました。
「きみ、きょうはつよいね。どうしたの。」
「おもちを食べさせてもらったんだ。」

「いいな〜、ぼくんちは、お金持ちだけど、けちんぼだから、
おもちなんかつかないだ。」
「じゃあぼくの家へおいでよ」
ねずみたちのはなしを、こっそりきいていた
おじいさんとおばあさんは、のこっていたおこめで
おもちをつきました。そして、おばあさんは、二匹のねずみに、
おそろいの赤いまわしを作ってやりました。そしてその夜、
ふとっちょねずみは小判をいっぱいもってやせっちょねずみの
家にやってきました。そして、二匹は、おもちとまわしをみつけて、
おおよろこび。二匹はなかよく、おもちを食べました。
どちらも強くなった二匹のねずみは赤いまわしをしめ元気に
すもうをとっていました。のこった〜のこった〜。
どちらも強くて勝負がつきませんでした。
そしてふとっちょねずみがもってきた小判で
おじいさんとおばあさんはしあわせにくらしたげな。